読み方 :ばぐ
バグとは
不具合が表面化せず、プログラムの中に潜んでいるものを「潜在バグ」、仕様書の内容に矛盾や間違いがあるものを「仕様書のバグ」という。バグには、プログラマーが「自分のせいではない」というような責任回避のニュアンスがあるため、「構造化プログラミング」の提唱者である計算機科学者のダイクストラは、プログラマーの自覚を喚起するために、「バグではなく、エラーと呼べ」と主張している。
プログラムや仕様書のバグを取り除くためには、プログラムのバグを取り除く単体テスト、「デバッグ(debug)」(害虫駆除)が不可欠である。たった1つのバグが原因で企業の基幹系システムが停止する事態も招くこともあるので、デバッグの果たす役割は大きい。