読み方 :びっぐでーた

ビッグデータとは

総務省による定義では、「事業に役立つ知見を導き出すためのデータ」となっているが、明確な定義があるわけではない。企業向け情報システムメーカーのマーケティング用語として多用されている。

米調査会社ガートナーのアナリストであるダグ・レイニーは、ビックデータを定義するにあたって「Variety(種類)」「Volume(容量)」「Velocity(頻度)」を挙げている。
(1)Variety(種類)
従来の構造化データだけでなく、テキスト、音声、ビデオ、ログファイル、位置情報、センサー情報などの非構造化データを含む。
(2)Volume(容量)
現状では数テラバイトから数ペタバイト程度のデータ量を指す場合が多い。
(3)Velocity(データ処理頻度)
膨大なデータを高頻度で高速に処理すること。またリアルタイム情報のことを指す場合もある。

現在、多くの企業がこうしたビッグデータをリアルタイムに分析し、従来は分からなかった「新しい発見」「洞察」「将来の予測」などをビジネスにつなげようとしている。そのため分析ツールも数多くリリースされているが、実際にビッグデータを活用に成功している企業はほんの一握りに過ぎず、ビックデータの有効性さえ疑問視する声も出ている。

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