読み方 :かーねるぱにっく
カーネルパニックとは
主にUNIX系OSで発生する現象の1つで、Windowsの「ブルースクリーン」やMacOS X以降で標準実装する「パワーボタンマーク」などと同じ現象を指す。OSの中核部分であるカーネル(kernel)の実行に致命的な支障が発生することから、こう呼ばれるようになった。UNIXから派生したLinux系OSやMac OS Xにおいても、同様の状況をカーネルパニックと呼ぶことがある。
カーネルパニックが発生すると、「Kernel panic」あるいは「panic」の文字とともに、発生したエラーの内容、システムがメモリー上に書き出したダンプ情報の一部などが画面上に表示される。カーネルを再構築したときにシステムの起動途中で発生することが多い。
ハードウェアの深刻な損傷などが原因である場合が多く、その場合は原因を取り除かない限り、そのまま再起動しても再びカーネルパニックに陥ってしまう。詳細を調査するには、メモリー上のダンプ情報を採取するツール「diskdump」や「netdump」「kdump」などを使うのが一般的である。