読み方 :じょぶ
ジョブとは
コンピューターが処理する仕事の単位をいう。クライアントサーバーシステムでは、複数のクライアントがサーバーにジョブを依頼するため、ジョブの管理が重要になる。サーバーは、それぞれのジョブの処理に必要な資源や時間を計算し、スケジュールを調整しながら実行する。
端末ごとにジョブを管理するのがシェルであり、シェル上には「フォアグラウンドジョブ」と「バックグラウンドジョブ」がある。フォアグラウンドジョブは端末の前面で実行され、終了するまでシェルは待機状態になるため、ほかのコマンドは実行できない。バックグラウンドジョブは端末の裏側で実行され、シェルがすぐにプロンプトを表示するので、別のコマンドを実行できる。
一方、実行中の個々のプログラムの最小単位を「プロセス」と呼び、2つのプロセスを組み合わせて実行した場合、ジョブは1つだが、プロセスとしては2つのジョブの起動になる。