読み方 :とれーさびりてぃしすてむ
トレーサビリティシステムとは
消費者から生産者へのトレーサビリティは、最終製品から使った原材料を特定し、正しい工程を経て生産されたかを明確にする。例えば、BSE(牛海綿状脳症・狂牛病)なら、原料である肉牛を特定し、生産者、生育段階で与えた飼料の種類、BSE検査の結果などを確定する。消費者に製品や商品の安全性をアピールするのが目的である。
生産者から消費者へのトレーサビリティは、生産した物品がどのように流通しているかを追跡する。加工食品に不良品が発生した場合は、同時期に製造した商品を迅速に特定し、回収などの措置を取るなど、品質管理の向上や効率化などにも利用できる。