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Windows Server 2008/2008 R2 サポート終了
2020年1月にマイクロソフトによるWindows Server 2008/2008 R2の延長サポートが終了します。延長サポート終了後はセキュリティリスクが非常に高くなるため、サポート終了までに新OSへ移行していただくことを強く推奨します。
※2020年1月にWindows 7もサポート終了します。サーバとPC、両方の移行を 計画的に進めましょう。
サポート切れのOSを使用するリスク
延長サポート終了後は、マイクロソフトから新規のセキュリティパッチが提供されなくなります。その為、新たな脆弱性が見つかった場合、その脆弱性を狙った攻撃を防ぐことが難しくなります。また、トラブル時にマイクロソフトのサポートが受けられないため、ビジネスが止まるリスクが高まります。
サポート終了への素早い対応を推奨する3つの理由
1同時期にサポートが終了する製品が多い
同時期にサポート終了を迎えるMicrosoft製品が複数存在します。これらのソフトウェアはシェアも高く、併用している企業も多くあります。
2019年7月 SQL Server 2008/2008 R2
2020年1月 Windows 7
2020年10月 Office 2010
2複数の大きなイベントが控えている
2019年5月 年号が令和へ
2019年10月 消費税率が変更予定
2020年7月 東京オリンピック
こうした変更は、特に人事や経理、ECサイトなどの業務アプリケーションに大きな影響を与え、大なり小なり改修が必要になります。
特に国際的に大きなイベントはサイバーテロの標的になりやすく、確実なセキュリティ対策が求められます。また、海外観光客の増加に向けて、アプリケーションやシステム刷新への投資も検討する必要が出てくるでしょう。
3大きく変化しているIT環境への対応
サポート終了への対応=Windows Server 2008 R2から別ののシステムへの乗り換えです。
新しいOSの導入に当たっては、事前の検証作業や移行予算の確保に時間がかかるため、1年前からの移行訴求では、多くの企業でリソースの割り振りを十分にすることは難しいでしょう。
今回は、Windows Server 2008 R2とWindows 7のサポート終了が重なるため、企業は移行に伴うリソースや予算の確保も同じタイミングになることが懸念されます。その為、日本マイクロソフトでは、多くのパートナーとともに延長サポート終了の2年前から積極的に移行措置を提案して、スムーズに移行計画を進められるように支援する体制を整えています。